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根尖切除術後の「再治療」症例

今回は、すでに他院で根尖端切除術(こんせんたんせつじょじゅつ)を受けられていた歯の再治療ケースをご紹介します。

初診時の状態

初診時、上の歯ぐきに「ぷつっ」としたできもの(瘻孔)が見られました。
その周囲の歯肉は白っぽくなっており、過去に切開した跡があるように見受けられました。

お話をうかがうと、以前の医院で根尖端切除術を受けられていたとのことでした。
しかし、症状が改善せず、再発してしまったと考えられます。

レントゲンでは、根の先に黒い影が確認できました。
これは骨が溶けている状態(炎症が続いている状態)を示しています。

再治療の内容

すでに外科処置が行われていたため、当院でも再度外科的な処置を行いました。

今回は逆根管充填(ぎゃくこんかんじゅうてん)という方法を選択しました。
これは、根の先から直接お薬を詰めて封鎖する治療法です。

また、被せ物も新しく作り直し、セラミック(自費診療)で修復しました。

治療後は見た目も大きく改善し、
「本当に同じ方ですか?」と思われるほど印象が変わりました。

9年後のレントゲン

こちらが9年後のレントゲン写真です。

以前は黒く写っていた根の先が、白くなっているのが分かります。
これは、溶けていた骨が回復し、再生している証拠です。

現在はすでに11年が経過していますが、臨床的にも問題なく経過しています。

正直な振り返り

このケースでは、逆根管充填の際に、
既存のお薬との間にわずかな空隙ができてしまいました。

反省すべき点ではあります。

しかしながら、長期経過では安定しており、
患者さまの日常生活にも支障は出ていません。

当院が大切にしていること

  • 再発した歯でも、あきらめずに向き合うこと

  • 長期的な経過を大切にすること

  • 良かった点も反省点も、正直に振り返ること

歯の治療は「その場だけ」ではなく、
10年、20年先を見据えた治療が大切だと考えています。

「外科処置をしたのに治らない」
「できものが繰り返しできる」

そのようなお悩みがある方は、どうぞ一度ご相談ください。

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